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左義長の炎 [社寺]

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さて、本日は、左義長の説明。
左義長(さぎちょう)は、どちらかというと神事の色合いが強くなる。
左義長は、「正月神事」の一つ、正月神事とはどういうことをするのか。
ここから先は、今熊野神社の宮司さんがお話になったことを要約します。
だから、歳徳神というのは出て来ません。
でも一年に一度、各々の家に神様がやってくるというのは共通です。

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正月神事は、「年神様」をお迎えするのが目的。
「年神様」は、祖先の霊をお迎えする。1月1日から14日まで祖先の霊をもてなす。14日が終わったら山へ帰っていただく。帰られた祖先の霊は、山の神となる。
山の神として、我々に水を配ってくれる。色んな動植物を育み、与えてくださる。つまり我々に幸せを与えてくれるのが山の神。
山へお帰りになる時、お正月のお飾りを燃納するのが左義長神事。

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年神様は、山へ帰ってしまうということなんだろうか?
各家庭にずっと神様が常駐じゃなく、場を整えるということなのかな?
神仏というのは、そういう役割なのかも。
われわれ、人間に神仏的な場を作るということかも。
でも人間は、この世に生きて居る。
切った貼った、良からぬことを考え、またする存在。
好きなようにさせておくと汚れてしまう。だから時々穢れを祓い、清める必要があるのかも。穢れているから同じような波長が近づいてくる。結果的に運命が悪くなったり、病気になったりするということなのかも。
なら山へ帰ってもいいのか。

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平安時代になり、嵯峨天皇と弘法大師空海が元々神道だった神事を仏教と習合した。
元旦から7日までは、神道でお祀りし、後半8日から14日までは、真言密教で年神さんをお祀りすることになった。だから宮中で神道と仏教で神事を行った。
明治時代になり、明治天皇が後半の仏教でのお祀りは、東寺でやるようにとなった。

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そのような事情で、今熊野神社では、神主が祝詞をあげ、修験の方に般若心経をとなえてもらっている。神主も一緒に般若心経を唱えるのは面白い風景ですよ。
そして着火し、玉串をあげる。

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その後、修験者がお加持をしてくれる。お加持というのは、気功治療みたいなものかな。各々の魔を祓いのけてくれている。

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もうひとつ左義長神事の特徴がある。
今年の「吉凶を占う」ということです。
具体的には、火の上がり方、煙の出方、倒れる時の方向・・・一番いいのは恵方・・・を見るのです。
昔なら陰陽師がそれを見て占う。
いま、ここに陰陽師はいない。
「どうするのか?」
「御神籤を引く」というのがそれにあたるそうです。
軽く神社の営業ですね。(笑)

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というような内容でした。
なるほどと思いました。
日本の習合はすごいですね。
他の国では、ここまで宗教同士が融合していません。

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↑火の回りのあまりの早さにビックリしました。火の元には注意しましょう!

この炎の中に顕れる仏さんは、不動明王なんだそうです。
なるほど、すべてを浄化してくれるのかな。

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神社も神事をこういう風に解説してもらえるとわかりやすい。
言いたいことを言う為、神社本庁から独立したのかも。
敷地をマンションや駐車場にするため、独立するよりまともかもしれません。

まだ、写真が残っているので明日に続きます。

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タグ:京都 社寺
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