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利益とご利益 [風景・和菓子]

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「利益(りえき)」と「ご利益(りやく)」、同じような言葉だが実は違う。
利益・・・どんな時代でも経済活動をしていると、利益は必要なのは疑う余地もない。利益がなければその会社はなりたたない。だから利益についてやかましくいう。
それは、それで良いのだが、「利益(りえき)」と「ご利益(りやく)」ということをトップが理解していないように思える。

どう違うのか?

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↑きっとゲベール銃の弾痕でしょう。オランダの銃で前装式の滑腔式つまりライフリングがないからこんな弾痕になる。火縄式に毛の生えた程度のもので飛距離、命中率ともに悪い。気に当たってもこの程度だし。

この「利益(りえき)」もともとは、仏教用語の「利益(りやく)」から来ている。
「利益(りやく)」とは、「成仏する、救われる」という意味だ。
三次元つまり現世における「利益」を「現世利益」と書く。
これは「現世に生きながら成仏する」という意味。
真言密教や天台宗では、これを「即身成仏(そくしんじょうぶつ)」という。
肉体をもちながら成仏、つまり悟りを開くことなのだ。

※ちなみに仏教では、悟ってから死なないと仏様になれない。悟りをひらかずに死ぬと単なる死体になるだけ。どんなに素晴しい高僧がありがたいお経を唱えてもだめなのだ。お経を聞いている遺族たちは多少救われるかもしれない。本来の仏教は悟りのためにあるのだ。
神道では、人が死ぬと神様になれるようだ。

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この「利益(りえき)」がいつのまにか経済用語に組み込まれてしまった。
意味は、「儲け」という意味でつかわれる。
その「経済」という言葉でも「経世済民」という言葉からきている。
「経世済民」とは、「世の中を治め人々を救う」の意味。

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まとめると、会社なら利益を追求することは、お客様を救う、お客様の利益になるように努力する。お客様は「神様・仏様」ですから結果的に、その「神様・仏様」から会社へご利益(ごりやく)をくださり、企業が救われるという構造になっています。
もちろん、この「神様・仏様」には、会社の社員や関係業者、およびその家族も含めるのはいうまでもない。そして最後に経営者の家族も経営者自身も付け加えておくとよい。
国家という組織体でも同じ。
そうすれば国家というのも栄えることになる。
国際関係でも構造は同じなのだ。

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↑亀屋良長「菜の花畑」

●二種の「利益」
別の観点から書いてみよう。
「利益」は、二種類に分かれる。
1.自分の利益
2.他人の利益

この「自分の利益」と「他人の利益」のバランスがおかしくなって来ている。
「自分の利益」のためなら、法律を犯すギリギリのことまでやってしまう。
結果的に自分たちは、滅んでいくのだ。
なぜそんな簡単なことがわからないのだろう?

あまり左脳的に良い学校を卒業するということ・・・知識の積み重ねだけでは、馬鹿になる可能生が高い。馬鹿とは、歪んだ教育の結果なのである。
もちろん、すべての人がそうではないのですが。
智慧で眼前に起こる現象を判断しなければならない。

●智慧とは
「知識<知恵<智慧」
知識は「生もの」なのだ。
知識は、早く実際に三次元において使わないといけない。
さもないと脳全体が腐る。
知識を人のために使うとダンダン発酵して「知恵」になる。
さらに知恵を直観的に実行して、みんなのために使うともっと発酵して「智慧」となる。
「智慧」になるともう「自」も「他」も無くなる。

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↑きんとん、粒あん

プロデュースをするとき、気をつけることは、ただ一つ「末端の現場までしっかり観て、泣いている人がいないか?チェックする」という点にあります。
もちろん、自分もお客様も喜ぶのは当たり前ですけど。
参加してくれたすべての人が「よかったね」「キツかったけど楽しかった」と姿をイメージすることだけなんです。
まだまだ途上ではありますが。

※本日は、経営者向けの内容やね。経営者というののもすごい言葉。経世済民者だもの。あるいは、お経を営む者なんですよ。もっとシッカリしなくてはね。
内容がエライ辛口になってしまった。写真ぐらい甘いものをつけておきます。

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↑2012年4月3日午前8時、京都は今のところは曇り、今日は雨風が強くなるらしい。桜は昨日の暖かさでかなり蕾が膨らんでいるように見えます。

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Twitter→@kyo_otoko
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コメント 14

すー

おはようございます

利益とご利益その違いをここに止めて仕事を、生活をしなければと改めて思いました。確かに人は忘れがちですね。
国の経営も、そのお金(税金)が自分のものなら、もっと考えて大切に使いますよね。人の懐と考えるからあんな無駄使いができるということですね。

>プロデュースをするとき、気をつけることは、ただ一つ「末端の現場までしっかり観て、泣いている人がいないか?チェックする」という点にあります。

本当にそう思います。そんな心を忘れて自分だけよければという風潮がはびこっています。それでは良くならない・・・
by すー (2012-04-03 04:46) 

京男

>すーさん、おはようございます。
個人なら当たり前のようにやっているのに、大きな組織になるとそうでなくなる。国ならもっとそうなる。
頭のない身体状態が続いていますね。国民も悪い、声をあげていった方がいいのかも。
「自分さえよければ」という傾向が多すぎます。結果的にみんな不利益になっているに。
by 京男 (2012-04-03 04:56) 

BPノスタルジックカーショー

おはようございます。

ホントニホントですね!!
日本は江戸時代に戻らないといけません。
知識<知恵<智慧
これは大事です。

by BPノスタルジックカーショー (2012-04-03 05:28) 

guran

おはようございます!
智慧を身に付けたいですね^^
by guran (2012-04-03 06:13) 

keiko

おはようございます。
利益とご利益なるほど…。深い。

プロデュースするときに気をつけること…まさに今、上司に読んでもらいたい、感じて欲しい言葉です。
気持ち良く仕事したいです。

樹木の表面、こういう視点で見てなかった。きれいですね。
by keiko (2012-04-03 06:57) 

ゴーパ1号

私は雇われの身と自営と2通りの生活。
良いお話、ありがとうございました。
by ゴーパ1号 (2012-04-03 07:08) 

pomme

おはようございます。
りえきとごりやくが同じ字だったなんて、
うっかりしていました。
今はりえきばかり追求する世の中になりましたね。
それが会社だけじゃなく、個人も。
ちょっと維持を張って、そうならないようにと
思っています。

春のお菓子がきれい、和菓子はいいですねえ。
by pomme (2012-04-03 10:43) 

京男

>BPノスタルジックカーショーさん、こんにちは。
京都市内にいると荒れている天気というのがよくわかりません。
最近のエリートたちは、どうも知識だけ(なかにはそれもない政治屋さんがいる!)もっと広い視野で長い時間で、物事を決めて行って欲しいものです。庶民もボーッとして「なにもしてくれない」と嘆くより、できることからやっていきたいものです。
by 京男 (2012-04-03 12:09) 

京男

>guranさん、こんにちは。
今日はなんか力が入った記事ですよね。
どうしたんだろう・・・。
by 京男 (2012-04-03 12:10) 

京男

>keikoさん、こんにちは
面白いでしょ。大事なことなんです。
エリートの人たちは、案外わかっていないかも。
国民も自分で考えないで、自分の利益だけを考えて、般若の目を失っている。
上司だからエライとは限らない。わかっていない上司は最悪ですよね。
みんな懸命に働きたいのですよ。それをうまく引き出せない。そんな上司は、リストラした方がいい。
この時は、樹木の表面が妙に綺麗にみえました。
by 京男 (2012-04-03 12:15) 

京男

>ゴーパ1号さん、こんにちは
イベントをしたりする時には、今日の記事を頭の片隅にいれておくといいですよ。成功するためにはね。
by 京男 (2012-04-03 12:17) 

京男

>pommeさん、こんにちは。
漢字というのはよく出来ています。
英語もいいですが、まず日本語をしっかりマスターした方がいいかも。
学ぶことはいっぱいあります。
春の和菓子、もう売り場は桜満開状態です。
でもへそ曲がりな京男は、まだ買いません。(笑)
by 京男 (2012-04-03 12:27) 

せつこ

私は利益=りえき、につながる仕事をもっていないのよね。
ご利益=ごりやく、につながることを信じてます。
by せつこ (2012-04-03 21:26) 

京男

>せつこさん、こんばんは
気が付いたらこんな時間になってしまいました。
ご利益につながると信じることが大事です。
きっとそうなります。
by 京男 (2012-04-03 23:44) 

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