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こういうオッチャンが世界を支えていると思う [風景・和菓子]

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この像は、西本願寺の柱を支えている邪鬼。
お寺の柱を支えていたり、四天王に踏まれたりしたはります。
仏教的には、仏法を犯す存在だったけど、悔い改めて手伝っているというような位置づけです。
インド的にいうと征服された先住民というような感じだと思う。
素朴な先住民を征服した人たちがうまく奴隷として使っている感じかも。

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建築現場でいえば、工事現場の叩き上げのおっちゃんたちかな。
ゼネコンの下請けの下請けの下請けの人たち。
現場で怪我をしても、労災保険を使わせてもらえない人たち。
なぜ?労災保険を使ったら指定業者から外されるからなんです。
有給休暇で済ませて欲しいと圧力をかけられる。

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お勉強だけできて、図面もろくすっぽ読めないけど、現場に威張ってきて、現場のおっちゃんに無理難題を言う。
ちょっと現場がわかっていれば、気付くことに気付かない若造に指示される。
それでも露骨に逆らいもできない。

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↑京都鶴屋鶴壽庵「着せ綿」

こういう邪鬼のおっさんを見るとホッとします。
華麗な伽藍を支えているのは、こういう存在なんです。
ちゃらい唐門なんてクソクラエ。
こういうおっちゃんらに、拍手をしたい。
こういう存在が報われる社会にせんとあかんと思います。

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↑私なら綿飴は無理でも、綿飴みたいなものをのせるけどな・・・。

この和菓子を見て「なんじゃこれ?」と思う人もいるだろうな。
実は、これ重陽の節句の時にやるものなんです。
重陽の前夜、菊の花に霜よけの綿をかぶせ、綿に露と香りを移しとって、翌朝その綿で身体をなでると、長寿を得るといわれた。

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↑もみ皮、白こしあん

いまは、そんなことをしなくても十分に長寿になっていると思う。
そろそろ人生50年になるための呪いをしたらどうやろ。
無意味に長生きしてもあまり意味ないと思うな。
人生は長さでなく密度だと思いますね。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: 単行本


↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

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コメント 4

すー

こんにちは
現場で、埃だらけになりながら働く、おっさんはすごいと思います。
そんな人を認めない世の中は・・・何て思いますよね。
by すー (2015-10-23 13:25) 

tasuchan

土台を支える邪鬼が
手抜きしてたら怖いな~
それを黙認している四天王
なんかめっちゃ大日如来さんに怒られそう。
by tasuchan (2015-10-23 19:07) 

京男

>すーさん、こんばんは。
現場の人の知恵は素晴しいですよ。
机の上でしか考えない人よりずっと上。
自分で普段現場に出ていないのなら、現場のこれはという人の話しを傾聴するといい。
by 京男 (2015-10-23 21:51) 

京男

> tasuchanさん、こんばんは。
邪鬼が手を抜いたら怖いですよね。
邪鬼→ジャッキなのかな・・・。
もし、四天王や大日如来が指示していたら・・・と思いますね。
3次元ではそうですから。ネクタイをしている奴が怪しい。
いつも「みなさまには、大変ご心配、ご迷惑をおかけして・・・」と壊れたレコードのようにいい。カメラに会わせて3人で、お辞儀の角度も同じ。なんか悲しいですね。みな家に帰ったら立派なお父さんをしているだろうに。子供が恥ずかしいだろうな。
by 京男 (2015-10-23 21:56) 

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